【日経ギャルズ】なぜ本社を売る?味の素・ヤマトが不動産売却へ──企業経営に起きている変化とは

【日経ギャルズ】2026年6月7日(日)日経新聞朝刊ーーなぜ本社を売る?味の素・ヤマトが不動産売却へ──企業経営に起きている変化とは

こんにちは!あきです!

 

昨日の日経新聞では、

「企業が本社ビルや保有不動産を売却する動きが広がっている」

という記事が掲載されていました🗞️

「会社が本社を売る=経営悪化…?」

と思ってしまいそうですが、実はそう単純な話ではありません。

むしろ今は、“持ち続ける”より“活用する”

という考え方に変わりつつあります。

今回は、企業の不動産売却から見える、今の経営の変化について整理していきます!


■ 味の素もヤマトも「本社」を売却

出典(左):https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC078PZ0X00C24A6000000/
出典(右):https://anuht.or.jp/pages/81?detail=1&b_id=1779&r_id=258

 

今回の記事では、複数の大手企業が保有不動産を手放していることが紹介されていました。

例えば、

味の素 → 東京・京橋の本社ビルを売却

ヤマトホールディングス → 銀座本社など4物件を売却

IHI → 東京都内3物件を売却

といった動きです。

特に驚いたのが、“本社ビル”まで売却対象になっていることです。

これまでは、

「自社ビルを持つ=企業の安定性」のようなイメージもありました。

しかし現在は、不動産を保有し続けること自体が正解ではない

という考え方が広がっています。


■ なぜ今、不動産を売るの?

理由は大きく2つあります。

① 不動産が“高く売れる”タイミングだから

今、日本の不動産市場は好調です。

2025年の国内不動産投資額は6兆円超で過去最高水準となりました。

国内外の投資家が日本の不動産を積極的に購入しているため、

企業側から見ると、「今なら高く売れる」環境が整っています。

つまり、持ち続けるより、高値で売却して資金化する企業が増えているということです。


② 「資産を持つ」より「成長投資」に使うため

そして、もう一つ大きい理由が、資金の使い道です。

例えばIHIでは、

不動産売却で得た資金を航空・防衛事業など成長分野への投資に使う方針を示しています。

つまり、「土地を持つ」ことより、将来利益を生む事業へ投資する方が重要と考えられているのです。

今の企業経営では、「資産をどれだけ持っているか」より、

「資産をどう活かして利益を出すか」が重視される傾向があります。

 


■ 「ROE」という考え方が重要になっている

今回の記事でよく出てきたのが、

ROE(自己資本利益率)

という言葉です。

これは簡単に言うと、

「会社が持っているお金や資産を、どれだけ効率よく利益に変えられているか」

を見る指標です。

例えば、高額な本社ビルを持っていても、利益につながっていなければ

「資産効率が悪い」と見られてしまいます。

そのため、不動産を売って得た資金を使い、設備投資や新規事業、自社株買いに回す企業が増えています。

背景には、投資家から

「もっと効率よく経営してください」という視線が強まっていることもあります。


■ ただし、“売れば正解”ではない

一方で、記事では注意点も指摘されていました。

本社ビルを売却しても、そのまま同じ場所を借り続けるケースもあります。

その場合、今度は賃料負担が発生します。

しかも都心のオフィス賃料は上昇傾向です。

つまり、売却して終わりではなく、その資金を使ってしっかり利益を伸ばせるか

が重要になります。

もし利益につながらなければ、結果的に経営改善にはならない可能性もあります。


■ まとめ

今回の記事を通して見えてきたのは、

企業経営が「持つこと」重視から「使い方」重視へ変化しているということでした。

以前は、「立派な本社ビルを持つこと」が企業価値の一つと見られていましたが、

今は、“その資産で何を生み出せるのか”がより重視されています。

不動産売却の背景には、企業の経営スタイルや投資家の考え方の変化が見えてくることを実感しました!

最後までご覧いただきありがとうございました💐

あき

【JDライター】 音楽やオシャレなものが好きなあきです💕お散歩をしながらご飯屋さんを見つけたりショッピングをすることが大好きです!皆さんに興味を持ってもらえる記事を作れるように頑張ります✊🏻 -