女優・モデル 櫻庭寛菜へインタビュー!〜 Z世代が憧れる“かっこいい女性”の生き方とセルフマインド術〜
- emmary
- あき
- 2025.9.3
みなさんこんにちは!Emmaryライターのあきです!
今回は、ショートドラマ「ごっこ倶楽部」等に出演し女優として、モデルとして活躍の幅を広げる櫻庭寛菜さんにインタビューしました!
上京の決断、一人暮らしで得た強さ、演技へのこだわり、ショートドラマでの学び、体型維持や美容のルーティン、SNSでの発信、そしてZ世代へのメッセージとこれからの夢まで、たっぷりお届けします!
高校で上京、一人暮らしを始めた理由
高校進学のタイミングで上京して一人暮らしを始めた理由や、その時の気持ちを教えてください!
私は元々福井県にいました。でも、最初から自分で「上京したい」「芸能の高校に行きたい」って言い出したわけではなくて、きっかけは母からの勧めでした。福井にいる時はずっとダンスをやっていて、好きではあったんですけど、それを将来の仕事にしたいっていうよりは、趣味として大会に出たりしていました。心のどこかで俳優さんやモデルさん、芸能界への気持ちはあったけど、親にも言えないし、自分でもまだ曖昧で、言葉にしていいのか分からない時期で、、
中学3年生で進路を決める時、福井でみんなと同じように受験して進学する選択肢もあったけど、母が私の「何か違うかも」というつまずきに気づいて、東京の芸能関係のパンフレットをたくさん持ってきてくれて。「こういうところもあるよ」って紹介してくれたことで、「東京に行く」という考えが初めて自分の中に生まれました。芸能高校があることを知ってからは、もう「絶対ここ」という感じで、決断は早かったです!
ただ、父と祖父母は高校生で一人暮らしをすることに不安を感じていたみたいです。普段は怒らない父がすごく真剣な顔で向き合ってくれて、私も不安で泣いてしまって。でも、本当にやりたいこと、目指していることを覚悟を決めて泣きながら伝えたら、父も納得してくれて、そこからはすごく背中を押してくれるようになりました。あのとき、自分の中でも「本気なんだ」って再確認できたし、先生も家族も友達も応援してくれて、友達が「東京、頑張ってきてね」ってサプライズをしてくれたりもして!「こうなったからには行くしかない」って気持ちで進みました!
お母様がきっかけというのは珍しいですね!
そうですね!周りは「自分から言って親に反対される」パターンが多かったので、気づいてくれた母からの勧めで進めたのは本当にありがたかったです。母は最初から「行ってこい!」って前向きで、ずっと押してくれていました。
一人暮らしで得た自立とメンタルの変化
上京後に一番大変だったこと、逆に成長を感じたのはどんな瞬間でしたか?
一人暮らしで家事も洗濯も掃除も料理も全部自分でやることが大変でした。実家では親がやってくれていたので、母のすごさを改めて感じました。自分のことだけでも大変なのに、仕事をしながら子どもたちの面倒も見て家事もして…本当にすごいなって。
近くに頼れる人がいない環境で「自分でやるしかない」状況になったからこそ、前に進めたと思います!中学生の時までは落ち込みやすくて悩みがちなところがあったけど、上京してからは人が変わったみたいに強くなりました。悩んでもすぐに切り替えて「次どうしようか」と改善していけるようになりました。今は学校や仕事のことで頭がいっぱいで、いい意味で自分のことを考えすぎない。時間をかける場所が変わったんだと思います。
櫻庭寛菜が考える「かっこいい女性」とは?
櫻庭さんにとって「かっこいい女性」「自立した女性」とはなんですか?
私が思うのは、周りに迷惑をかけない人。人間だから悩むことも落ち込むこともあるけど、それを必要以上に他人に見せず、いつの間にか自分の中で整理して「次どうするか」を考えられる人。自分の芯や世界観があって、周りに振り回されない。傷つくことがあっても、ちゃんとプラスに持っていける人。そういう女性はすごくかっこいいし、自立していると思います。私もそうなりたいし、うまく処理できる女性をロールモデルにしていきたいです!
女優・モデルとしての自分らしさの見つけ方|オーディションで活かせる個性
女優・モデルとしての「自分らしさ」や強みはどこにあると感じますか?
最初は全然わからなかったです。周りがキラキラして見えて、自分にしか出せないものって何だろうって。でも、レッスンやオーディションを受けていく中で、講師や審査員、友達から客観的な意見をたくさん聞くようにしました。自分の中にあるイメージと、周りから見た印象は違うことが多くて、そこにヒントがあると思っていました。よく言われるのは「強い女性」。求められる役も強い子、ちょっと怖く見える役、いじめっ子の役などが多いんです。
それなら、その見え方をいい方向に伸ばそうと思っています。私は完璧主義でこだわりが強いところがあるので、突き詰める努力は好きです。あと、初対面でも自分からガツガツ話しかけに行ける性格なので、周りの目を気にせず死に物狂いで掴みに行くスタンスは強みです!オーディションでも、他の子と違う見せ方をする意識を持って、自分からアクションを起こして仕事を取りに行く。そこは他の人と差別化できるポイントだと思っています。
その覚悟はいつ頃から?
小学1~4年生の頃に芸能活動を少ししていて、教えてくださった方が「芸能界は甘いものじゃない」と厳しく教えてくれた経験が大きいです。挨拶や立ち振る舞いなどの基本も教わりました。生き残るのは本当に一握りという厳しさは、小さい頃から理解していました。高校に入る頃には、その覚悟は自然と自分の中にありました。
TikTok時代に学んだ演技のコツ|ショートドラマでの経験から
「ごっこ倶楽部」などショートドラマの出演を通じてどんなことを得ましたか?
ショートドラマは最初の3~5秒がすべてなんです。TikTokなどでスワイプされるかが決まってしまうので、冒頭でどう目を引くかが重要です。基本はリアルなお芝居だけど、場面によっては少し大きめに見せたほうが伝わることもある。ショートならではのテンポや間の作り方、引きの強い表情づくりはかなり勉強になりました。
学校では映像や舞台の基礎を学びつつ、ショートドラマで「SNS時代の見せ方」に慣れたことで、対応力が広がった実感があります。オーディションでも一瞬の勝負が多いので、その経験はすごく活きています。SNSの力も大きくて、「名前はわからないけど、どこかで見たことある」と声をかけてもらえることが増えました。知ってもらえる機会が圧倒的に増えたのは大きいです。
櫻庭寛菜の体型維持・ダンス・美容のルーティーン
体型維持やダンス、美容へのこだわり、普段のルーティーンを教えてください!
実は“めっちゃ大食い”なんです。今まで会った人たちの中で負けたことがないくらい食べちゃう。だからこそ管理しないと危ないので、「友達と遊ぶ日」と「撮影の日」はチートデイみたいに気にせずしっかり食べる日と決めて、それ以外の日は調整日にしています。撮影や外食が続いて調整が難しいときは、ファスティングドリンクやプロテインなど栄養が採れるドリンクで固形物を控える日を作ることも。反対に頻度が落ち着いている時は、サラダ、アサイー、サラダチキンなどタンパク質とヘルシーなもので整えます。「撮影日までに絞って、そこでしっかり楽しむ」というメリハリが自分には合っています。私のやり方は自分に合っているだけで、人に無理に勧めるものではないけど、自分を知ってコントロールするのが大事だと思います。
運動は、暇があればジムで筋トレや有酸素運動。サウナも好きで、お風呂は1日2時間くらい半身浴することも多いです。ダンスは中学までは毎日のようにやっていましたが、高校からは芸能に比重を置いたので今は週1を目安に継続しています。学園祭やオープンキャンパスなどで、披露する機会もあって、体が鈍らないように続けています。
美容は、外側だけじゃなく内側から整えることを大切にしています。肌に良い食事を意識して、スキンケアはモデルの講師の方に「化粧水は4~5回たっぷり重ねてもいい」と言われてから、しっかり入れ込むケアにしました。水分が満ちるまでバシャバシャ重ねる感じです。内側からの食事管理と合わせて、基本の積み重ねを大切にしています。
ストレスをためないためのセルフケア
夢を追いながら一人暮らしは大変かと思います。自分を保つために大事にしていることは何ですか?
ストレスをためないことを一番大事にしています。どれだけ頑張っても、自分が壊れて体調を崩したら意味がないし、仕事は人に迷惑がかかってしまうので。台本を複数抱えていると、気持ちを深く持っていく必要があるシーンではその気持ちに入り込んでしまうこともあります。だから「最近忙しいな、やばそうだな」と思ったら、未然に防ぐ。思い切って“何もしない日”を作ります。一日中寝る、友達と純粋に遊ぶ、好きな映画やドラマを観まくるなどいったん置いてリフレッシュして、視野をキュッと狭めないようにゼロに戻す。昔の私は調整が苦手で、ただただ落ち込んでしまうこともあったけど、今は「ここで止まらないと」という自分へのサインに気づけるようになりました。
譲れない「一人の時間」
「これだけは譲れない自分の時間」はありますか?
一人の時間は絶対に譲れないです!自分を見つめ直す、自分磨きをする、何も考えずにぼーっとする——どれも必要な時間です。自分をコントロールする時間がないと疲れてしまいます。もう一つは、外出する日のメイクとファッションです。近所のスーパーだけならラフでも、ある程度外に出る日は鏡とちゃんと向き合って「可愛くする時間」を作ります。いつどこで誰に見られても大丈夫な自分でいたい、という意識があります。
SNSの質問・相談コーナーに込める想い|Z世代女子の悩みに寄り添う方法
SNSで定期的に実施しているQ&Aではものすごく真摯にフォロワーの悩みに寄り添っていますが、どんな想いでQ&Aをしていますか?
気づいてくれて嬉しいです!この仕事は、見てくれる方がいないと続かないので応援してくださる方がいるのは本当にありがたいことです。質問コーナーでは、メイクやスキンケア、体型維持の質問もあるけど、人間関係やメンタルの悩みも多いです。フォロワーさんは10代の同世代が多くて、私自身も同じように悩んできたから気持ちがすごく分かります。学校の中だけの人間関係に世界が狭くなって、一喜一憂してしまうこともあると思うけど、考え方やマインドを少し変えるだけで楽になることもある。自分も過去にインフルエンサーやモデル、俳優さんのQ&Aをスクショして心の支えにしていたので、今は私が支えられる側になれたらと思って続けています。
SNSでは、かっこいい写真だけじゃなく笑えるような写真を載せたり、いろんな一面を見せたいです!せっかくエンタメの世界にいるなら、面白い人間でいたいし、いろんな私を楽しんでもらえたら嬉しいです。自分の考え方まで好きでいてくれる方がいるのは本当に励みだし、これからもコミュニケーションを大事にしたいです。
夢を追うZ世代女子へ!|櫻庭寛菜の座右の銘とマインド
夢を追う中で不安や壁にぶつかった時、どう乗り越えていますか?Z世代女子に向けた言葉をお願いします。
小学生の頃から大事にしている言葉があって、「神様は乗り越えられない試練を与えない」。この言葉にずっと支えられてきました。この業界は、ひとつ壁を越えたと思ったら次の壁がすぐ来る、の繰り返しです。でも、これまでの自分も、その時なりのベストを尽くして越えるなり、すり抜けるなり、かわすなりでやってきました。だから「これからも大丈夫」と思えるようになりました。
一個一個に真剣に向き合うのは大切だけど、気負いすぎて疲れてしまうのは違うと思います。完璧じゃなくていいから、その時の自分なりのベストを尽くす。頑張っていれば、ちゃんと前に進めるはずです。大きく落ち込む時があっても、必ず戻ってこられる自分の方法を持っておくことが大事だと思います。
これからの夢と目標
今後の夢、これから挑戦したいことを教えてください!
上京するとき、両親から「人生は長いようで短いから、好きな人たちと生きろ、好きなことして生きろ」と言われて、はっとしました。一度きりの人生だから、やりたいことは諦めず、根気強く楽しみながら頑張りたいです。
今はショートドラマ中心に活動していますが、これからは地上波のドラマや映画にも出たいし、モデルとして大きなランウェイに立ちたい、雑誌のモデルもしたいです。大食いを活かした企画や食レポ、地方ロケなどのタレント業にも挑戦したいです。いろんな幅で活動して、もっともっと有名になりたい。今応援してくれている方々に「こんなに頑張って有名になったんだ」と思ってもらえるように、いろんな一面を見せられる“面白い人間”、多面性のある女優になりたいです。
【プロフィール】
櫻庭寛菜
誕生日:2007年6月23日
出身地:福井県
身長:166cm
所属:ワタナベデジタルエージェンシー
趣味・特技:ジャズダンス(9年)/タップダンス(3年)/どんなものでも美味しく⾷べる/体を動かさずにフラフープを回せる
経歴:
・ごっこ倶楽部 GOKKO ACTING LABO7期卒業生
・sweet16委員会 ファイナリスト
・wego school アオハル部員8期生 モデル
・たかみち店長 ショートホラー(代表作 高時給バイトはtiktokインスタ合計1000万再生超え)
・TOKYO<B>ショートドラマ 美咲役
・シンデレラフェス2024出演
・ちゃんぴおんずMV 出演
・第一学院CM
・ワタナベフライデーナイトチャンピオン大会 アシスタントMC
【各種SNS】
Instagram↓
https://www.instagram.com/saku._.kan666/
TikTok↓
https://www.tiktok.com/@saku._.kan666

あき
【JDライター】 音楽やオシャレなものが好きなあきです💕お散歩をしながらご飯屋さんを見つけたりショッピングをすることが大好きです!皆さんに興味を持ってもらえる記事を作れるように頑張ります✊🏻 -